
日本での医療資格には、医師という医療資格とは別に、「柔道整復師」という医療資格があります。この二つの資格で行うのは、ともに医療(心身への影響を期待して心身に操作を加える作務)で、特にその内容について法律的な区分はありません。
ただ言えるのは、「医師でなければ医業を行ってはならない」と医師法にあることから、医業は医師の独占であることは分かりますが、その内容については明らかに規定されていませんから、不明です。
一方、柔道整復師法は、「柔道整復師でなければ柔道整復を行ってはならない」とされていますが、「柔道整復とは何か」については規定されていませんから、業務の内容は同じく不明です。
但し、柔道整復師法では「骨折・脱臼は医師の同意がなければ行ってはならない」とも規定されていますが、同時に、「緊急その他の已むをえないときはこの限りではない」とも規定されています。結局は柔道整復師の判断で医師の同意を得るか得ないかは判断されることになります。
投薬は柔道整復師はできないことになっていますが、これは医師も同様で、医師が行っているのは薬剤師法にある緊急条項を利用した脱法行為であり、現在でも問題になっています。柔道整復師という資格は、日本の伝統医学を継承する資格の一つです。中国では伝統医学・継承医学を一律一体とした「中医師」という資格でまとまっていますが、日本では明治維新や第二次世界大戦敗戦の混乱から、資格制度の一本化がなされず、柔道整復師・はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師という四つの資格に分断されています。
近年の傾向として、整骨院で治療を受ける患者さんは増え続けています。これは、投薬などに頼らず、無理のない自然な治療であり、心身への悪影響が全くないという魅力のためと言われています。
また、某テレビ情報番組では「医師によって殺される国民の数は10万人を超える」と報道がされるなど、人々の医師・医療への不信が高まり、東洋医学に、柔道整復師による治療に期待が集まっているとも言われています。
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柔道整復師は、整骨院開業という方法で医療保障システムの重要な位置を占めており、医師には及ばないものの、同じ東洋医学系でも健康保険取扱ができない、はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師に比較すれば、収入も高い傾向にあり、中には幾つもの整骨院を展開して、月々数千万円もの収入を得ているという事例もあります。
柔道整復師、つまり整骨院の先生の診療範囲は、健康保険制度(医療保障制度)の関係から、主として骨折・脱臼・ねんざ・打撲・挫傷を診ている例が多いのですが、法制上では全科診療となっています。
健康保険制度(医療保障制度)だけに頼らない先生方の多くは、実に様々な病気やけがに対応されていると聞きます。交通事故被害傷病では柔道整復師の真価を充分に発揮!
交通事故被害の傷病はほとんどの場合、加害者負担となることから、完全回復を目指して充分な加療を行えるため、こうした患者さんは整骨院での療養で回復されることが多いそうです
健康保険では極めて安い費用範囲で診療を行うよう義務付けられていますが、交通事故被害傷病については、加害者が万一に備えて自動車保険に加入している事が多く、被害患者さんは完治するまでの間、経済的に保障されます。
こうした関係から整骨院(柔道整復師)は、最新鋭の方法で診療が行えますから、被害患者さんは安心です。
交通事故の被害にあったら、腕の良い整骨院を探して受診するのが賢明な被害患者さんです。低額な整骨院の健康保険料金
医師の労働報酬は看護師や理学療法士等の分まで請求ができるうえに、自己分も高く評価されていますが、柔道整復師は500円余りと極めて安い報酬となっています。しかし、不況と言われる現代にあっては、このことが患者にとって低負担で診療が受けられるというメリットになっています。
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医師や柔道整復師は、別の資格者に隷属して仕事をするのではありません。ここが一番重要なことです。
医師や柔道整復師は自らが判断して行動できる権利と能力を法律が保障し、しかも健康保険制度によって経済が保障されてもいます。
一方、柔道整復師と同じように3年間以上の学校での研修を受け、国家試験で資格を得る資格に「看護師」や「理学療法士」がありますが、この資格は医師や柔道整復師のように独立開業権もなければ、健康保険の取扱いができるわけでもありません。
これは「業務独占ではない」「医師の指示がなければ仕事してはいけない」という条件が資格法制にあるからです。つまり、何が「看護」で、何が「理学療法」かの法律的規定もなく、その業務が他には禁止され、これらの資格者に限って許されているものではないからです。ですから国家資格と言っても独占業務権限もなく、その資格で健康保険請求ができるわけでもなく、しかも独立開業どころか、業務は全て「医師の指示」がなければ行ってはならないのです。

医師は6年間以上就学して国家資格を得て、更に資格取得後は実際の現場研修も義務付けられていますが、柔道整復師は3年間以上で、日々の授業も1日3時間です。
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